心豊かに生きる道のりを より多くの方々へ。

この度、築地本願寺において、宗学院研究員による講座を開講させていただくこととなりました。

宗学院を運営・維持する一般財団法人「真宗学研究財団」の設立趣意のなかには、しっかりとした揺るぎない宗意安心の伝承・宣布について述べられており、先人より受け継がれ、培ってきた宗学研鑽の成果を、広く伝えていくことをその目的としております。

この成果に基づきながら、浄土真宗のみ教えを依りどころとし、心豊かに生きてゆくことについて、参加者の方々と一緒に考え、学ぶ機会とさせていただければと思います。

 

https://tsukijihongwanji.jp/news/999/

 

会 場

浄土真宗本願寺派 築地本願寺内 
インフォメーションセンター1階多目的ルーム
〒104-8435 東京都中央区築地3-15-1
※東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口すぐ

 

聴 講

無料 ※本講座に参加いただくには、築地本願寺倶楽部への入会が必要になります

 

テーマ

仏教LIFE

 

申し込み先・問い合わせ先 

築地本願寺コンタクトセンター

0120-792-048

 

 

日時:2019(令和元)年9月23日(月)15:00~16:30

 

桑原昭信(宗学院研究員)

講 題

仏教LIFE 浄土へ往き生まれるいのちを生きる

概 要

 お釈迦様や親鸞聖人が生涯をかけてお説きになられた教えは、真実を真実としていただくことができるようになるための教えです。ですから、そこには人生を楽に上手く生きていくための方法は説かれていません。また、その教えを知識として理解しようとするだけでは、ほんの入り口に立ったに過ぎないとも言われます。しかし、一度その教えを「我が事」としていただくことができたならば、自ずとその教えの真意が明らかとなってまいります。
 今日ではあらゆる物事に対して「他人事」という意識が顕著であり、自身のいのちの行く末すらも例外ではないようです。そこで、秋のお彼岸に際し、改めて我が事としてその教えと向き合い人生の依るべきところの確かさを、共にお聞かせいただきましょう。 

講 師

桑原 昭信(くわはら あきのぶ)
宗学院研究員。文学博士。

 1982年生。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在、浄土真宗本願寺派宗学院研究員、龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員、大阪大谷大学非常勤講師などをつとめている。

 

日時:2019(令和元)年12月25日(水)15:00~16:30

 

武田一真(宗学院研究員)

講 題

仏教LIFE いのちを拓くことばに遇う

概 要

 尊いものとして、あなたは「いのち」に出遇えていますか。
 仏教では、尊いいのちというものが在るとは考えません。むしろお釈迦さまは、いのちを〝迷っているもの〟として見つめ、生きることの苦しみをこえてゆく道を説かれました。尊いいのちというものを掲げるのではなく、いのちという出来事に、わたしが尊い意味を見出しているかを問う。それが仏教という生き方なのですね。そして、ままならないこの「いのち」を開拓し、今この時に豊かな意味を与えくださることば、それこそが仏さまの教えだと言えるでしょう。あなたは今、どのように「いのち」と出遇っていますか。いのちを拓く仏さまのことばを、ともに仰いでみませんか。

講 師

武田 一真(たけだ かずま)
宗学院研究員。文学博士。

 1973年生。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在、浄土真宗本願寺派龍仙寺(広島県)住職、浄土真宗本願寺派宗学院研究員などをつとめている。

 

日時:2020(令和2)年3月20日(金)15:00~16:30

 

四夷法顕(宗学院研究員)

講 題

仏教LIFE 願いに生かされる

概 要

 一般には目に見えるものが確かで、目に見えないものは不確かであると考えられがちです。しかし、お釈迦さまが「諸行無常」と説かれたように、仏教では私たちが見ているものこそ不確かな存在であると考えます。一方、「願い」は目に見えませんが、確かに私へ届けられているものです。人間関係に疲れた時、自分や家族が大きな病気になった時、身近な方が亡くなった時、これまで確かだと思い、たよりにしていたものが崩れていく時がおとずれます。その時、皆さまは何を支えとして生きていかれるでしょうか。
 浄土真宗は阿弥陀如来の「願い」の上に成り立つ仏道です。その「願い」を聞いていく時、私のいのちを根底から支えてくださっている存在に気づきます。
春彼岸のお中日というこの日、先だって往かれた方々をご縁として、仏さまの「願い」に一緒に耳を傾けてみませんか?

講 師

四夷 法顕(しい のりあき)
宗学院研究員。文学博士。

 1985年生。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在、浄土真宗本願寺派信行寺(兵庫県)住職、浄土真宗本願寺派宗学院研究員、龍谷大学非常勤講師などをつとめている。

 

ご報告

2018年度 宗学院研究員出講講座@築地本願寺
「仏教LIFE」〈第1回〉

日 時

2019年2月1日(金)14:00~15:30

 

講 師

四夷法顕

 

講 題

「仏教LIFE」~ストレス社会を生きるヒント~

 

講師所感

今回の「仏教Life」では、私たちにストレスが起こってくる構造と、思い通りにならない現実に対してどのように向き合っていくのかをブッダの言葉通して考えさせていただきました。講座を通して感じたことは、ストレス社会においてどうすれば心豊かに生きることが出来るのか、そのヒントを多くの方が仏教に求めているということです。
ご参加くださった皆様、有難うございました。

 

日時:2019年3月4日(月)14:00~15:30

 

桑原昭信(宗学院研究員)

講 題

仏教LIFE ~「さようなら」の先にあるもの~

概 要

 私たちは様々な出会いと別れを繰り返しながら、毎日を過ごしています。この別れのなかにも様々なものがあり、時には今生の別れとなるものもあります。日頃は他人事のように思える「死」ですが、いつかは自分事として受け入れていかないといけない時が必ずやってきます。

 「死」に対する考えは人それぞれですが、なかには「死んだら終わり」、「死んだら何もかも無くなる」などと、悲観的・否定的な考えを持つ方も少なくありません。やはり、終わりなのでしょうか?何もかも無くなるのでしょうか?

 そこでこの度は、「さようなら」という言葉を多角的に捉え、そのあり方を先ずは見つめ直すこととします。そして、仏教、浄土真宗に基づきながら、その先に何があるのか、一緒に考えてみませんか?

講 師

桑原昭信(くわはら あきのぶ)
1982年生。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在、浄土真宗本願寺派浄円寺(広島県)衆徒、浄土真宗本願寺派宗学院研究員、龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員、同大学非常勤講師などをつとめている。

ご報告

2018年度 宗学院研究員出講講座@築地本願寺
「仏教LIFE」〈第2回〉

日 時

2019年3月4日(月)14:00~15:30

 

講 師

桑原昭信

 

講 題

「さようなら」の先にあるもの

 

講師所感

 様々な別れのなか、身近な人との今生の別れであれば、正面から向き合うことができず、明確な別れの言葉も交わすことなく、最期の時を迎えてしまうこともあるかもしれません。この度は「さようなら」の語史やその背景に見える日本人の宗教観・仏教観、そして、親鸞聖人のお手紙を通して、「伝えるべきこと」を臨終までとっておくようなことはせず、平生から伝え合うことの大事さを、参加された皆様と共有することができたと思います。
 講座後、「帰宅後、家族に話してみようと思います」と、参加された方よりいただいたお言葉が、とても印象に残っています。


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